新型ウィルスの世界的感染により、公衆衛生に対する意識はこれまで以上に高まったと言える。日々の生活においても、手洗い、消毒、マスク着用、うがい、清掃は自分のみならず社会全体の責任であろう。いっときマスクが品薄であったころに、ドラッグストアやコンビニに入っては、まずマスク売り場で在庫チェックするのがルーティーン化したことがあった。そのおかげでか、いろいろな種類のマスクを入手することができた。
マスクが入手しやすくなった今では、アルコール消毒液に目がいくようになった。現在それほどアルコール消毒液の入手は困難ではない。ただし、それは日本製以外のものを含めての話ではある。日本製で言えば、消毒用エタノール業界のトップメーカーである健栄製薬の「手ピカジェル」などはその代表的商品としてご存じであろう。また、医療機関や教育機関であれば、アルボース社の「アルボナース」やサラヤ社の「ヒビスコール」などが有名である。これらの日本製トップブランドの商品は、まだまだ品薄が続いている。(入手可能の場合は、たいてい高額販売されている)
ところで、サラヤ社の「ヒビスコール」の由来が気になっていたのだが、たまたまネット検索していると、それに関連する情報にたどりつくことができた。以下がその由来のようである。
High「高級な」(カタカタ読み)
Bis「2つ:殺菌剤とエモリエント剤の2つの成分を示す」(化学用語)
Alcohol「アルコール:速乾性成分を示す」(英語の発音では/h/の音を出す)
[https://med.saraya.com/products/pdf/42133interview.pdf]
つまり、「高級な殺菌成分と保湿成分を含有するアルコール」というような意味になろう。これこそが、サラヤ社の「ヒビスコール」の由来である。
商品名の由来は実に興味深い・・・。