2010年1月24日日曜日

nervous habit

子供の頃、足を揺らしたり、指をコツコツ机などに叩いたりしている子がいたことを覚えている。日本では、そうしたことを「貧乏ゆすり」と呼んで注意したものだ。これには、昔落ち着きがなく足などを揺らしている様子が、経済的に困窮している人の落ち着きのない様子と重なり合ったからだという説がある。

現代社会では、「貧乏」という経済的困窮者がその「貧乏ゆすり」をするとは限らない。むしろ、一般の方で、単に落ち着きのない方に多いように感じる。特に視野の狭い、バタバタした性格の人はこうした動作を無意識にひと前でも“うっかり”してしまうようだ。

英語で、「貧乏ゆすり」の「貧乏」を意味する表現は用いないので、直訳してもネイティブには通じないであろう。おそらく、"nervous habit"がそれに近い表現になる。つまり、「緊張した、落ち着きのない、びくびくした様子を表す癖」ということなのであろう。具体的には、足を揺らすjiggling foot(特に足を組んでつま先をパタつかせるような動き)、足[ひざ]を上下に動かし、かかとをコツコツさせるtapping foot、指で机をコツコツ叩くtapping finger(s)、爪をかむbiting nail(s)/nail-biting、(比較的女子に多い)髪の毛を指でくるくるさせるtwirling hair (with[around] finger(s))などがある。

そうした癖のある人のことをそれぞれa foot-jiggler、a foot-tapper、a finger-tapper、a nail-biter、a hair-twirlerと呼ぶこともある。

おそらくこうした癖は育った過去や現在の生活環境に左右されているのかもしれない。

私の周りにもa foot-and-finger(s) tapperという“ダブル”の"tapper"がいる。会議中、若者音楽の“ラップ”のように、見事なまでの"tap"を奏でることがしばしばある。もうそこまでいくと、不快というより・・・。

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