先日アメリカ留学時代にお世話になった大学から、alumni(卒業生)あての"Happy Holidays"のオンラインカードが届いた。
IT技術の発達により、カードも動きや音声のあるものになっている。
アメリカでは、この時期になるとChristmasとNew Year'sを兼ねたHappy Holidaysカードを贈る習慣がある。もちろん、それぞれ別々に送る方もおられるようだが、こちらの方が一般的のような印象をもっている。
そもそもアメリカの"Holiday Season"とは、どのあたりをさすのだろうか。通例毎年11月の第4木曜日(カナダは10月の第2月曜日)におこなわれるThanksgiving(感謝祭)の翌日に、これはあくまでも慣例的になっているだけなのだが、ほとんどの家族が近くのshopping mallなどに、Christmas gift用の買い物にでかけるのだ。その熱気から"Christmas shopping spree"(spreeとは「浮かれ騒ぐ」という意)とまで言われるくらいである。実際、デパートなどの販売では、Thanksgivingの翌日が1年で最も忙しい日である。
そのころから新年にかけて、街はさまざまな飾り付けや、ライトアップなどで、美しくも、かわいらしくもある景色となるのだ。アメリカでは、Christmasが最も重要な祝日という位置づけである。日本的な正月[元旦]とは違い、New Year's dayは案外あっさりとしたものである。
こうした点から、"Holiday Season"とは、Thanksgivingから、Christmasを中心として、New Year's dayまでといったところであろう。