2014年4月3日木曜日

くつぞこ(?)



■先日有明海を臨む福岡大牟田で、知り合いの先生と食事をする機会があった。かつて炭鉱の町として栄えた大牟田であるが、現在は下降気味な雰囲気は否めないようだ。いわゆるシャッター商店街のような空気が漂っていた。そうした中、駅近くの粋な小料理屋に連れて行ってくれた。人気のない駅前とはかわり、そこではどこから集まってきたのかというほど、人が入っていた。地元の人気店なのであろう。確かにお品書きはどれも“旨そう”であった。五島で獲れる魚を中心に、刺身でいただいた。その後、有明海の珍味と言われる「くつぞこ煮」を食すことにした。由来はまさに靴の底のような形だからだそうだ。ヒラメの仲間ということで、東京あたりで言えば、カレイの煮付けということになろうか。味もあっさりとした白身と甘辛な煮汁で、同じような感じであった。もちろん、おいしく頂戴した。

くつぞこ煮

 それから博多に戻り、知り合いの店に挨拶がてら寄ることにした。昔話(というほど昔ではないが・・)をしているうちに、夜が更けていった・・・■

対岸に中洲を望む





飛梅



■(先の内容と話しは前後するが)先日、久しぶりに太宰府天満宮を訪れる機会があった。昨冬には北野天満宮に参拝しており、菅原道真公の足取りを追うような感じであった。

「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」

 ちょうど参拝した時期は、梅が満開であり、休日ということもあり、参道は名物「梅が枝餅」を求める方でにぎわっていた。筆者は、近くの九州博物館に寄ろうと思い、境内に入る手前を右折した。その途中で、参道の喧騒から少しはずれた雰囲気に誘われるかのように、茶店でひと息つくことにした。「梅が枝餅」と一緒に、甘酒も注文した。いずれもとても甘みが強かったが、添えてあった梅干がほどよく味わいを整えてくれた。


その後、九州最古といわれる枯山水がある光明禅寺にも立ち寄った。山門すぐにある紅梅の姿が目に留まった。



とてもよく整えられた庭である。


当日は暖かい春の日差しが差し込み、苔の緑と調和しながら、春らしい色合いを出していた。

下は午前中に訪れた茶室庭園「松風園」(福岡市文化交流公園、平成19年開園)であるが、それはそれで、とても綺麗であったが、まだまだ人の手の“垢”が抜け切れていないようであった。光明禅寺の枯山水も、京都の禅寺の方丈庭園なども、最初は人の手によるものであるが、やはり“時”の重みというものは尊いものである。そこで感じる“違い”は明らかだ。いずれそうなるであろうが、松風園にはもう少し時間が必要であろう。ただ、こうした庭園が身近で増えることは日本文化の伝承と発展にとても良いことである。■




2014年4月2日水曜日

・・・サクラ咲く



■キャンパス内のサクラも一気に咲き始め、今週末予定の入学式には見ごろを迎えることであろう。それと同時に、また元気な(すぎる?)声が戻ってくる。こちらも負けないよう、気合を入れていくとしよう。。。■





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